平成30年3月定例会 一般質問答弁

平成30年3月定例会 一般質問&答弁【道端俊彦】
*先日の任期中最後の一般質問と理事者からの答弁です。
是非、河内長野市の方はもちろんですが、他市の方もじっくりと読んでいただき、今自分のまちに何が必要かというヒントになればと思います。
録画映像は下記をご確認ください。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/kawachinagano/WebView/rd/speech.html?council_id=80&schedule_id=3&playlist_id=12&speaker_id=1&target_year=2018

○1番(道端俊彦)
 議席番号1番 道端俊彦でございます。通告に従いまして、河内長野市民の声を代表して、一般質問、政策提案させていただきます。
 件名1.健全財政を堅持しつつ、市民の負託に応えるために。
 平成30年度当初予算(予算編成方針、歳入、歳出)における施策展開について。
 要旨1.平成30年度予算案での経常収支比率、財政力指数、及び実質公債費比率の目標値および推移について。
 要旨2.平成30年度当初予算案での市債残高の推移・財政健全化の面からの財政状況の推移について(今後の財政見通し)。
 要旨3.高齢者の公共交通利用促進について。
 要旨4.窓口業務等の総合アウトソーシングについて。
 要旨5.観光振興の取り組み(ストーリープロジェクトの推進)について。
 要旨6.都市魅力の創造と効果的な発信(SNSを活用した市の魅力発信・市のホームページの刷新)について。
 要旨7.子育て支援の充実(産後ケアの実施・特定不妊治療費の助成・不育症治療費の助成)について。
 要旨8.消防・救急・救助体制の強化(消防団員の規律及び技術の向上)について。
 件名2.一般質問(在任期間)の総括。その後の行政の対応と取り組みについて。
 要旨1.子どもの貧困対策・子ども貧困率(子どもの貧困状況調査と貧困の実態に伴う対策)について。
 要旨2.空き家の問題点と対策について。
 質問は以上でございます。最後の一般質問になりますので、有意義な質問、答弁ができるようにお願いします。再質問、意見、要望は質問席にて行わさせていただきます。
○議長(桂  聖)
 総務部長。
○総務部長(小西昌敏)
 件名1.要旨1及び要旨2につきましては相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。
 ご質問の財政構造の弾力性を示す指標であります経常収支比率につきましては、平成18年度以降、いずれも95%を上回る中におきまして、目標値を平成32年度決算時点で95%と設定しているところでございます。
 今回上程いたしました平成30年度予算では、全庁一丸となって包括予算の取り組みを進めたところでございますが、市税の減収や社会保障関係経費が伸び続けている中、経常収支比率は当初予算ベースで103.2%となりました。決算時点では、平年で4ポイント程度低下いたしますので、決算時には99%程度になる見込みではございます。
 次に、財政基盤の強さを示す指標であります財政力指数につきましては、目標値の設定はしておりませんけれども、平成30年度予算時点で0.65となっており、近年横ばいで推移している状況でございます。
 次に、公債費についての財政負担の程度を示す指標であります実質公債費比率につきましては、目標値を平成32年度決算時点で5.3%と設定しているところ、平成30年度予算時点で1.6%となっており、目標を達成している状況でございます。
 また、市債の残高につきましては、ピーク時の平成16年度末時点から76億5,000万円減少し、平成30年度予算時点では319億3,000万円となっております。このうち国の地方交付税の財源不足のために発行する臨時財政対策債の割合は、平成16年度末の時点で14%程度であったものが、現在は58%程度と大きなウエートを占めるようになってきております。
 今後の財政見通しにつきましては、高齢化の進展と働く世代の減少による市税の減収に加え、社会保障関係経費の増加や公共施設の維持改修への対応など、厳しい状況で推移するものと見込まれます。今後とも全庁一丸となって施策の選択と集中を進め、ご質問の健全財政を堅持しつつ、市民の負託に応えられる財政運営を行ってまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 それでは、件名1.要旨3につきましてお答え申し上げます。
 ご質問の高齢者の公共交通利用促進につきましては、平成30年度秋ごろ実施を目標に、市内在住の75歳以上の方にタクシー割引クーポンを1,000円分交付するものでございます。また、楠ヶ丘地域乗合タクシー「くすまる」も対象にする予定でございます。
 この施策の目的といたしましては、今後ますます増加する高齢者に対し、公共交通の運賃負担軽減による利用促進を行うことで、高齢者の外出機会の創出や健康増進、介護予防を図るとともに、地域経済の活性化、町なかの交流人口の増加に寄与するため実施するものであります。
 割引クーポンは100円分の割引券を10枚交付し、1回につき利用できる枚数を制限する予定にしております。これは、従来のような利用料金の全額を補助するものではなく、一定の本人負担が発生する利用割引券として使っていただこうとするものであります。また、平成30年度から平成32年度間の社会実験事業として実施する予定で、現在、詳細な制度設計を行っているところでございます。
 一方、バスにつきましては、本人確認に伴う課題や割引券の収受に係る実務上の課題があるため、現時点では対象の交通機関に入れることは難しいと考えております。しかしながら、今後も引き続きバス事業者と協議を継続し、少しでも使いやすいものになるよう努力してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、件名2.要旨2につきましてお答え申し上げます。
 人口減少社会を迎え、今後は世帯数の減少も見込まれる一方で、新規の住宅着工が行われており、駅から遠く坂が多い郊外開発団地ほど敬遠される傾向にあります。このようなことから、郊外開発団地に住みかえが進まず、空き家がふえつつあります。
 そこで、空き家等有効活用の促進とコミュニティ活動、地域福祉活動の活性化を図る目的で、平成30年度からは、空き家等を改修し、地域のコミュニティ活動に資する活用を行う団体に対し空き家の改修補助を交付することで、空き家等の有効活用を図ってまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、空き家等の対策につきましては、来年度に策定予定の空き家等対策計画において予防、利活用、適正管理等を総合的に取りまとめ、放置空き家等の発生予防に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 総合政策部長。
○総合政策部長(小林章良)
 私からは、件名1.要旨4及び要旨6についてお答え申し上げます。
 まず、要旨4についてお答え申し上げます。
 本市では、将来の人口減少社会を見据え、長期的な視点で抜本的な業務改革を進める必要がございます。そのため、今年度、総務省より業務改革モデルプロジェクトを受託し、同規模自治体のモデルとなる業務改革を検討してまいりました。
 結果、今後の社会情勢の変化に対応するため、住民サービスの向上とコストメリットの両立を図ることができる手法として、スケールメリットを生かした総合的なアウトソーシングの導入が必要不可欠であると考えております。
 アウトソーシングの導入に当たりましては、個人情報の取り扱いや偽装請負などのリスクマネジメントを十分に図るとともに、職員定数の適正化、公権力等を踏まえた行政領域の見直しにつきましても慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。
 総合アウトソーシングの導入を初め、全庁的な業務改革を積極的に進めることにより、市民サービスの向上や職員の働き方改革、施策推進体制の強化を図りながら、人件費の抑制にもつなげてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、要旨6についてお答え申し上げます。
 市ホームページにつきましては、手続に関する情報やイベントのお知らせ、市政情報などの情報発信を行うとともに、本市の魅力や見どころを市内外に対して発信する効果的なツールであると認識しております。
 しかしながら、市ホームページは、平成22年度の導入から約7年が経過していることから、見やすく、検索しやすく、画面デザインもビジュアル的にアピールできるように刷新していく予定でございます。さらに、外国語への自動翻訳やSNSへの連動、セキュリティ強化、スマートフォン対応などの新機能の充実を図ってまいります。
 今後におきましても、フェイスブックページなどSNSの特徴であります拡散性と双方向性の効果を活用しながら、利用者の利便性の向上を図り、効果的な発信に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 環境経済部長。
○環境経済部部長(太口智裕)
 件名1.要旨5につきましてお答え申し上げます。
 現在、本市におきましては、本市の有する多様な地域資源を生かしながら観光振興を推進するため、その基本方針となる河内長野市観光振興計画の策定に取り組んでおります。
 その中で、歴史・文化を生かした観光事業の推進を重点取り組みの一つに掲げ、楠正成を活用した広域観光の推進を図ることとしております。この「楠公さん」を活用した観光振興については、ゆかりの地などと連携し、広域的に磨き上げることにより、より一層の効果が出るものと考えております。
 そこで、本市では、まずは千早赤阪村と連携し、大阪ストーリープロジェクト事業補助金を活用して、楠公パンフレットの作成や案内解説板の設置などを進めております。
 平成30年度におきましても、引き続き同補助金を活用した案内解説板の設置や大河ドラマ誘致を行うための協議会を設置する予定であり、楠公さんをテーマとした取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 保健福祉部長。
○保健福祉部長(洞渕元秀)
 件名1.要旨7についてお答えいたします。
 まず、産後ケア事業につきましては、平成30年度より、大阪南医療センターにおいて宿泊型及びデイサービス型の事業を実施する予定でございます。
 本宿泊型事業は、一定の自己負担をいただきながら、近隣市の利用状況を参考に、平均利用日数を3日とし、年間60日分の利用を見込んでいるところです。また、デイサービス型事業は、10回分の利用を見込んでいるところでございます。
 次に、特定不妊治療費助成事業につきましては、大阪府が実施する不妊に悩む方への特定治療支援事業を基本とする上乗せ助成であるため、富田林保健所への申請数を参考に、年間の見込み件数を98件と算定し、1回につき上限5万円の助成を実施する予定でございます。
 また、不育症治療費の助成は、近隣市を参考に医療保険適用外の治療につきまして、年間の見込み数を3件と算定し、1年度につき上限30万円の助成を実施する予定でございます。
 今後におきましても、切れ目のない子育て支援の充実に向け、引き続き取り組んでまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 消防長。
○消防長(中野隆司)
 件名1.要旨8についてお答え申し上げます。
 消防団員の規律向上、消防技術の練磨、士気の高揚を目的として、毎年9月に大阪府消防操法訓練大会が開催されます。この大会は、ポンプ車操法の部と小型ポンプ車操法の部があり、大阪府下7支部から代表となる消防団の選手がそれぞれの部に出場し、操法の迅速性、正確性を競うものです。
 平成30年度は、本市消防団第7分団、天見・岩瀬地区の団員が南河内地区支部の代表としてポンプ車操法の部に出場いたします。この大会に向けて、本年4月から9月までの週3回、夜7時から9時まで、計61回にわたり訓練を行うものでございます。
 消防団では、この大会出場を初め、府立消防学校での各種研修訓練への派遣、消防署との合同訓練など各種訓練に取り組み、規律及び技術の向上に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 子ども未来部長。
○子ども未来部長(原田佳代)
 件名2.要旨1につきましてお答え申し上げます。
 子どもの貧困について、平成28年度に実施された大阪府子どもの生活に関する実態調査では、本市を含む大阪府内全自治体の相対的貧困率は14.9%という結果でした。本市だけを対象とした実態調査は行っていませんが、本市の市立小中学校に在籍する児童・生徒の保護者における就学援助の認定率は、平成28年度で14.5%となっております。
 また、本市における子どもの貧困対策については、福祉分野での学習支援やひとり親家庭の就労支援、教育分野での就学援助など、各分野で取り組みを行ってきたところです。
 しかし、これら取り組みの効果について十分検証し、実態に合った対応を検討していく上では、やはり実態調査の実施が必要であると考えており、平成30年度での実施を検討しているところです。そして、その調査結果に基づき、各分野で行われてきた取り組みを集約し、効果的な実施と進行の管理を行うことで、本市としての子どもの貧困対策を推進していこうと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 皆さん、答弁どうもありがとうございました。
 今回、質問、ほとんどのセクションにわたってしていただいてありがとうございます。これは、私が議員を目指したときに10個の公約に基づいて掲げているもので、7回の一般質問を通してお話ししてきた分です。
 件名1.から順番に、再質問等要望していきたいと思います。
 まず、件名1.予算について、要旨1、2について、まとめてお答えいただきましたけれども、この推移からいくと、昨年とほぼ同じような数値の推移になるという結果という形でよろしいでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総務部長。
○総務部長(小西昌敏)
 財政状況的に言えば、社会保障関連の経費がどんどんふえていく、税収は落ちていく、その中で、いろいろ市民ニーズにかなうようなことをしていかなければならないという点では、同じような状況が今続いておるというところでございます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 ありがとうございます。
 税収のことを今、部長はおっしゃっていましたけれども、税収に関しては、近隣市町村を見ると、柏原が増、羽曳野も増、松原も増、藤井寺も増という形で、緩やかな景気回復を増加の見込みとしていますけれども、河内長野は税収を119億円で約1%ですか、減少と見込んでいますけれども、この理由について教えてもらえますか。
○議長(桂  聖)
 市民生活部長。
○市民生活部長(柳谷昌伯)
 お答えを申し上げます。
 主な税目につきましてご説明を差し上げたいと存じます。
 まず、固定資産税でございます。固定資産税の中でも土地にかかわる分は約830万円と、それなりの減少なんですけれども、家屋に係る分につきましては約7,600万円という減少になっております。
 また、市民税につきましては、個人市民税につきまして約5,600万円の減少、一方、昨今の経済活動を反映してでしょうか、法人市民税につきましては約6,700万円の増収と、このような状況になってございます。
 以上でございます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 税が減収するという非常に厳しい中で、ことしは新たな包括予算制度という形だと思うんですけれども、まずこれを執行するに当たって非常に苦労したと思うんですけれども、今回、ちゃんと検証しながら、包括予算が稼働するのかというのはちゃんと見直しをかけていただいて、また新規の事業と重点施策を行っていただきたいなと思っております。これは意見・要望です。
 要旨3について、公共交通の利用促進について、さっき答弁の中で地域経済の活性化という言葉がありましたけれども、具体的に教えていただけますか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 今回のクーポンで高齢者の方がタクシーを利用していただきまして、駅前とかショッピングセンターに行っていただくことで、買い物をしていただくということで考えております。
 以上です。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 具体的に商業者とどうやってつないでいくんでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 特に商業店舗の経営者の方と、何か特典をつけるとか、そこまでの打ち合わせはできていないんですが、今後、そういう特典等も含めまして、内容につきまして進めていきたいと考えております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 了解しました。そこら辺の打ち合わせをきっちりしていただいて、確実に施策が実行できるようにお願いします。できたらポイント制なんかも入れていただいて、買い回りとかも出てきていただくと地域商業者のためにもなると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
 要旨4.アウトソーシングについてですけれども、これはこれから話を進めていかなあかんところでしょうけれども、10万都市で、もうかなりアウトソーシングの導入事例があると思うんですけれども、どれくらい導入されているのかというのと、総合アウトソーシングにより経費がどれくらい削減されるのかということをお答え願えますか。
○議長(桂  聖)
 総合政策部長。
○総合政策部長(小林章良)
 10万都市のデータというのは持ち合わせておりませんで、持っておりますのは総務省の全国の総合窓口の導入状況の平成28年4月1日現在の状況ですけれども、指定市、特別区、中核市を除いた市で727市中115市、15.8%が導入しております。
 それと、2点目のコスト削減ですけれども、現時点での推計ですけれども、人件費の削減効果として約3,000万円を見込んでおります。
 以上です。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 ありがとうございます。その費用、人件費の削減ということで、やっぱり働いている方のナイーブな面が出てくると思うので、丁寧な説明とプロジェクトの推進が大事だと思うので、そこら辺もあわせてよろしくお願いいたします。
 これに関しても、今の現状の業務は最適化するチャンスですので、まず内部改革を進める部分でも大事だと思うので、ぜひよろしくお願いします。それとあわせて、これもやっぱり市民ファーストの視点を忘れずに進めていただきたいなと思います。
 要旨5.観光振興の取り組みということで、(仮称)楠公プロジェクト推進協議会が設置されるということですけれども、多分有識者、大体僕もいろんな市の委員会とか出ていますけれども、有識者は大体似たような方が出ているんですけれども、いろんなジャンルから幅広い人に入っていただいて進めていただけるようにしていただきたいなと思っています。大学の教授とかが入るのはありがたいことですけれども、若い人にも受け入れられるようなジャンルの人も大事かなと思います。これは意見・要望にしておきます。
 要旨6.都市魅力の創造と効果的な発信という形で、ウエブの刷新も含めてですけれども、これは私も一般質問でさせてもらったことがあるんですけれども、オープンデータの取り組みについてはいかが考えてはるんでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総務部長。
○総務部長(小西昌敏)
 オープンデータの取り組みでございますけれども、以前に議員からいろいろご指摘もいただきまして、あるいはご教示もいただきまして、本市としてホームページ上にオープンデータの項目を分類・整理したカタログページを設けまして、見やすさの向上を図るとともに、市ホームページのトップページにリンクを設けまして、アクセスの向上を図ってまいったところでございます。データにつきましては順次追加していくというところでございますけれども、今後はより使いやすい形式でのデータの提供に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 それはよくやっていただいたと思います。PDFなので、できればCSVにしてもらうと活用しやすい。これは何を言っているかというと、ホームページの側を変えるのではなくて、ちゃんとユーザーに合わせてつくってほしいんです。それをCSVでつくり上げるということなんです。どういうことを言っているかというと、南花台三丁目を調べたいときに、南花台三丁目の例えば人口、世帯、年齢層、要介護の人が何人いてる、そこまでわかるようなプログラムを組むということなんです。そのデータを上げてほしいんです。そして、つくり上げるということ、それが大事なんです。それを市民に見てもらう。例えばまちづくり協議会が見る、自治会が見る、そしてまちが考えるということが大事だから、側を変えるのではなくて仕組みを考えるということが大事なんです。
 これは、教育のICT、ICTと言っていますけれども、ほんまは中学校、小学校のプログラミングでできる話なんですよ。そういうことも教育で教えていかなあかんということなんです。ホームページをスマートフォン対応に変えるだけでなくて、ユーザーに合わせた、市民が求めているものを見せるということが大事なんです。わかっていただけましたでしょうか。
 そこら辺もあわせて、今回1,200万円という大きなお金がかかるわけなんです。普通スマートフォン対応だったら70万円ぐらいでできるわけですよ。それに合わせてやっていくものがあるなら、そこまでを見せていくということなんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総務部長。
○総務部長(小西昌敏)
 いろいろシステムのほうで取り組まないといけない部分というのはあるかと思います。今おっしゃっていただきましたオープンデータの部分につきましては、またご意見を参考にさせていただきまして、検討してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 ありがとうございます。ちょっと難しい話を言いましてすみません。ぜひ検討していただきたいなと思います。
 今回、リニューアルまで約7年かかっているわけなんですね。これからまた7年かけていたら、もうどんどんこの世界は進化するんです。やっぱり定期的な見直しをかけていくことが大事だと思うので、そこら辺もあわせてよろしくお願いします。
 市のホームページは多用なニーズ、条件がいろいろ出てくると思います。いろんな人が見るので、それもあわせて検討しながら、分析し、情報発信するということがすごく大事です。SNSも合わせるということなので、戦略的なマーケティングがこれから市町村には求められてくる。選ばれる市町村になるには、そういうことがすごく大事だと思うので、ぜひよろしくお願いします。これは強く要望しておきます。
 要旨7.子育て支援の充実という形で、これに関しては、私非常に評価しています。ありがとうございました。本当に切れ目のない支援というのがすごく大事だと思っていますので、お子様を産む前、産んだ後、それから保育、それから小学校と、切れ目のない支援が大事だと思うので、それもあわせてお願いします。
 先日の日経新聞にはこういうのが出ていました。これは不動産研究所の調べですけれども、大都市から周辺自治体に子どもの世帯が流れていると。ゼロ歳から14歳の人口が転入超過になっているのが大阪箕面市、明石市、近隣都市では何と大阪狭山市です。その数が227人、転入超過になっています。これは何で超過になっているかというのを、ちょっとご意見聞かせてもらえますか。
○議長(桂  聖)
 保健福祉部長。
○保健福祉部長(洞渕元秀)
 その新聞を私も見せていただいたと思うんです。それは恐らく子育て施策の充実だったと思います。なので、当市としましても、今回こういうふうな子育て支援の施策を充実させていただきましたので、これをPRして、また転入促進につながるようなPR、周知に取り組んでいきたいと考えています。
 以上です。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 それはすごく大事だと思います。やっぱり子育て支援が手厚くなっている、そしてもう一つ、住宅価格が手ごろな自治体が選ばれているということなんです。河内長野も住宅価格は手ごろです。そこら辺を強く推していただけると、ぜひこの年代というのはすごく大事だと思います。行政にとって子育て支援は投資だと捉えてやることが、すごく大事だと思います。今後、そこら辺もどうぞよろしくお願いいたします。
 要旨8.消防・救急・救助体制の強化という形で、本当に日ごろ、昼夜を問わず市民の安全・安心のためにありがとうございます。消防団の皆さんに本当に感謝しています。今回、規律という形で消防団の団員の方だけじゃなくて、職員の方にもあわせて規律、それから技術の向上にも取り組んでいただいて、やっぱり消防・救急というのは本当にチームワークが大事だと思いますので、ぜひそこら辺も取り組んでいただけたらなと思います。
 件名2.子どもの貧困対策・子どもの貧困率についてですけれども、これについては、正確な実態数の把握がされていないという形で、非常に寂しい思いをしています。これは前も一般質問で言いましたけれども、まず相対的な貧困率と言われますけれども、相対的貧困率についてちょっと説明していただけますか。
○議長(桂  聖)
 子ども未来部長。
○子ども未来部長(原田佳代)
 大阪府子どもの生活に関する実態調査の中で、国の基準を使っているんだと思いますけれども、等価可処分所得を低いほうから順番に並べてきまして、ちょうど平均値の真ん中、中央値の半分以下のところを貧困世帯という形で捉えています。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 前回質問させていただいたときも、就学援助率からいったら河内長野は少ないんじゃないかなみたいな感じだったと思うんですけれども、勘とか経験ではなくて、やはりちゃんとした分析、これが大事だと思います。貧困が差別を生むということなんです。いじめの問題も、さっきラインの話もありましたけれども、やはり貧困が差別を生んでしまう。数が少ないから放っておいてもいいという話ではないと思います。これはやっぱり教育とは間違えているなと僕は思っています。ちゃんとした実態調査、ぜひよろしくお願いします。全ての子どもが夢と希望を持って成長していける社会をつくれればなと思います。
 要旨2.空き家対策の問題と対策についてですけれども、まず空き家のあき比率は9.6%という形で言われていますけれども、それはわかるんですけれども、特措法で持ち主まではわかると。持ち主まではわかるけれども、どうしようもないという数が一番大事だと思うんです。そこら辺の把握はされていますでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 どうしようもないというのは、確認できないということを言われておるんですか。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 持ち主はわかっているけれども、例えばそれが幽霊会社であったり、もうその人は死んでしまっていたりということです。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 空き家等の指導につきましては、税情報とかで情報を得まして、平成27年の特措法以降、市民からの通報につきましては146件来ておりまして、そのうち改善されたものもあるんですが、現在指導中の件数につきましては46件の状態となっているような状況でございます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 すみません、その46件というのは、僕が言っている実態がわからないというところが46件あるという意味ですか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 指導に対応していただけていないという件数でございます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 ということは、どうしようもないところが46件あるという意味ですか。もう一回聞きます。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(梅谷武博)
 各担当で指導しているんですが、適正な管理をしていただけていない箇所数が46件ということでございます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○1番(道端俊彦)
 そういうところがやっぱり問題だと思うので、新たな組織改革もあると思うんですけれども、そこら辺もあわせて、これから河内長野は高齢化に結んでいきます。2025年問題とか非常に大きな問題が出てきます。今回の本会議を通して、理事者の方は必ず言われた言葉が、財政が厳しい、高齢化が、人口が少なくなる、全てがマイナスの要素ですと言われているのが、やっぱり市が強い意思を持って変えていくんだよと。情報発信もそうです、ウエブの一新もそうです。市民とともに考えてつくる、その姿勢が新しい河内長野をつくると思います。ぜひそういう熱い思いで河内長野を変えていくんだよと。経験や勘ではもう市は変わりません。20年前、30年前の市のやり方では変わりません。ちゃんと分析してやっていくことです。それが多分皆さんがやるべき仕事じゃないのかと、私は思います。これを私の最後の質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。